「位置情報を共有したいけど、どう切り出せばいいか分からない」
「逆に、位置情報を入れるのはやめたほうがいいって聞くけど本当?」
そんなモヤモヤや不安を感じていませんか?
カップルの“位置情報共有”は、今や定番の選択肢になりつつある一方で、
「安心できる」という声もあれば「監視みたいでしんどくなる…」という声もあるのが正直なところ。
今回は、位置情報を共有したい人・したくない人の両方が後悔しないために、それぞれのメリット・デメリットはもちろん、実際に位置情報を共有しているカップルの本音やリアルな体験談まで詳しく紹介します。
「共有したい人」「したくない人」どちらの方も参考になる内容なのでぜひ最後まで読んでみてください。
恋人と位置情報共有をやめた方がいいといわれているのはなぜ?
最近は、スマホで簡単に位置情報共有ができる時代。
でも「やりすぎると危険」「長続きしない原因になる」なんて声もよく聞きますよね。
そこで今回は、恋人と位置情報を共有することで起こる問題ややめた方がいいと言われる理由を解説します。
監視されている気がしてストレスになるから
最初は「お互い安心できるし便利だよね!」と始めた位置情報共有。
でも、時間が経つにつれて「今どこ?」「なんでそこにいるの?」なんて言われることが増えてくるとだんだん監視されているような気持ちになってしまいます。
特に、自分が見られるばかりで相手の行動に口を出せない関係になってしまうと、どんどんストレスは溜まる一方。
「ちょっと買い物しただけなのに『さっき〇〇にいたよね?何してたの?』といちいち聞かれるとだんだん説明が面倒だと感じることもあります。
そうなると気づけば“信頼”ではなくて“監視”になってしまうことも…。
好きだから始めたはずなのに、気付けば心の距離ができてしまう…そんな危険性があるんです。
小さな誤解や喧嘩の原因になりやすいから
位置情報って、実はめちゃくちゃ誤解を生みやすいツール。
たまたま立ち寄った場所や、たまたま通っただけの道を見られて「なんでこんなところにいるの?」って疑われた経験ありませんか?
本人にとっては何でもない行動でも、相手は想像を膨らませて不安になってしまうもの。
しかも、こういう小さな疑いって積み重なると喧嘩の原因にもなりやすいんです。
「説明するのめんどくさいな」「なんで疑われなきゃいけないの?」ってモヤモヤが募っていくと、だんだん連絡するのも嫌になってしまう…なんてことも。
位置情報って、便利そうに見えて意外と喧嘩の火種になりがちなんです。
信頼より「安心材料」になってしまうから
本来、恋人同士って「相手を信じる」ことが大事なはず。
でも、位置情報を常にチェックするようになると、それが「信頼」ではなく「安心材料」になってしまうこともあります。
「今どこにいるか分かるから安心」「ちゃんと帰ってるのが見えるから大丈夫」…そんなふうに、スマホの画面ばかりで安心しようとしているうちに、気づけば相手を信じる気持ちより居場所を確認することばかりを気にするようになってしまうんです。
そのうち「確認しないと不安」「見れないと落ち着かない」と相手を管理することばかり考えるようになってしまったら危険信号。
恋愛はお互いの気持ちを信じ合うことで繋がっていくもの。
スマホ越しの安心感に頼りすぎると、大事なものを見失ってしまうかもしれません。
恋人と位置情報を共有するメリット3選
「位置情報の共有って、んだか重そう…」「監視されているみたいで嫌だな」なんて思う人も多いですよね。
でも実は、うまく使えば2人の不安やすれ違いを減らして、もっと仲良くなれるメリットもあるんです。
では、位置情報を共有することでどんな良いことがあるのか、詳しく見ていきましょう。
連絡が遅れても不安になりにくい
遠距離恋愛や忙しい彼だと、連絡が遅れるだけで不安になることってありますよね。「今、何してるのかな?」「もう帰ってるかな?」と考えすぎて、気持ちがモヤモヤしてしまう…。
そんなとき、位置情報を共有していると「まだ仕事中なんだな」「今、帰宅途中かな」って状況が分かるので安心できます。
いちいち連絡を待たなくてもいいから、心に余裕が生まれるんです。無駄な不安を感じる時間が減って、素直に「お疲れさま」って言えるようになりますよ。
タイミングを考えて連絡できる
相手の状況がわからずに「今、電話してもいいのかな?」って迷うこと、ありますよね。
そんなとき、位置情報で「まだ仕事中かな」「友達といるっぽいな」って分かると、無理に連絡してしまう心配も減ります。
相手が忙しそうなときは「今は控えておこう」って判断できるから、気まずい空気になることも防げます。お互いにストレスを感じにくくなるし、自然と相手を思いやった行動ができるようになるのも嬉しいポイントです。
浮気の不安が減って安心できる
信頼しているつもりでも、「本当に今、友達といるのかな?」って不安になることって誰にでもありますよね。
そんなとき、位置情報を共有していると「ちゃんと言ってた場所にいるな」って確認できて安心できます。「無駄に疑ってしまう自分がイヤだな…」って悩むことも減って変に束縛したりする心配もなくなるんです。
ただし、やりすぎると逆効果になることもあるので、あくまでお互いの安心のために使うのがポイントですね。
恋人と位置情報を共有するデメリット3選
「位置情報を共有すれば安心できる!」と思う反面、ずっと繋がっているような感覚にちょっと疲れてしまうことも…。
便利だからこそ、使い方を間違えるとお互いのストレスになってしまう場合もあるんです。
では、具体的にどんなデメリットがあるのか、しっかりチェックしていきましょう。
プライベートな時間がなくなる
「ちょっとカフェに寄って一息つきたいな」そんな小さな気分転換って誰にでも必要な時間ですよね。でも、位置情報を共有していると「今どこにいるの?」って聞かれると「ちょっとくらい自由にさせてよ…」と感じることも出てきます。
好きな相手でも、ずっと見られているような感覚になると息苦しくなってしまうもの。たまには何も考えず、自分のペースで過ごせる時間も大切なんです。
思わぬ誤解からケンカになる
スマホの電池が切れたり、電波が悪くて位置情報が更新されなかったりすること、意外とありますよね。
そんなとき「まだあそこにいるの?」「なんで動いてないの?」って誤解されちゃうことも…。説明すれば済む話でも、タイミングが悪いと不安や疑いにつながることもあるんです。
位置情報は便利ですがケンカの原因にもなりやすいんですよね。
自由な行動が制限される感覚になる
「たまには一人でふらっと出かけたい」「急に予定が変わったから、ちょっと買い物して帰ろう」そんな日もありますよね。
でも、位置情報を共有していると「え?なんでそこにいるの?」って連絡がきたりして、いちいち説明しなきゃいけない空気になることも…。
最初は気にならなくても、これが続くと「自由に動きづらいな」と感じてしまう原因になります。
位置情報共有したい!嫌われない上手な伝え方
位置情報の共有って、なかなか切り出しづらい話ですよね。
「重いって思われないかな…」「束縛だと思われたらどうしよう」って悩んでしまう人も多いはず。
でも、うまく伝えれば“信頼してるからこそ”って気持ちもちゃんと伝わります。
今回は、彼に嫌がられずに自然と受け入れてもらえる、位置情報共有の伝え方をご紹介します。
少しだけ不安になるときがあって…
この前さ、LINEの返信が遅かったときに何かあったのかな?って、心配になっちゃったんだ。もちろん信じてるし、そんなつもりじゃないんだけど、ふとした瞬間に不安になることってあるんだよね。でさ、思ったんだけど…もし位置情報とか共有できたら、そういうときも「あぁ、まだ仕事かな」って必要以上に不安にならない気がして…。強制したいわけじゃないから、もし嫌じゃなければ考えてみてもらえたら嬉しいな。
連絡のタイミングで悩むことが増えていて…
最近さ、連絡つかないときに“今、何してるのかな?”ってちょっと気になることがあって…。でも、忙しいときとかいちいち聞くのも悪いなって思って。もし位置情報が分かれば、無理に連絡しなくても自然に安心できるかなって。もちろん負担になるなら言ってほしいし、嫌なら全然大丈夫なんだけどね…。
もしもの時に備えておきたい
最近さ、ニュースとか見てると事故や災害の話って多いじゃん?そういうときって、「連絡取れないのが一番不安だな」って思ったんだよね。
だからもしもの時のために、位置情報を共有しておくのもアリなのかなって思ってて…。でも、何かあったときに「今どこにいるか分かる」って、それだけで安心できるなって思う。
もちろん嫌だったら全然言ってほしいし無理に共有したいわけじゃないよ。まぁ、ただの提案だから気が向いたときにでもちょっと考えてくれたら嬉しいな。
位置情報の共有はいや…相手を傷つけない使え方
「位置情報、共有しようよ」って言われたとき、ちょっと戸惑ったことありませんか?
でも、決して嫌いとか信じてないわけじゃなくてただ少しだけ抵抗がある…そう感じる人も多いはず。
今回は、相手を傷つけずに「位置情報は共有したくない」と伝えるコツをご紹介します。
ひとりの時間も大事にしたくて…
位置情報の共有の話、言ってくれてありがとう。
ただ、俺ちょっとだけ“ひとりの時間”を大事にしたいタイプで…。
もちろん嫌とかじゃなくて、なんとなく“いつも見られてる”って思うとリラックスできないことがあってね。
こうやって「自分の性格の話」として伝えると、相手も受け取りやすくなります。
ふたりの距離感はちょうどいいくらいが好きで
個人的には、お互いに今なにしてるのかなって考えるくらいの距離感がちょうどいいなって思ってるんだ。
連絡したいときに連絡して、会えたときにいっぱい話せる関係の方が俺は安心するというか…。
だから、位置情報は共有しないままでいてもいいかなって思ってる。
あくまで「自分の考え」として伝えることで、相手に不安を与えず伝えられます。
心配なときは、こまめに連絡するね
もちろん、もし○○が何か心配なときはちゃんと“今ここだよ”って伝えるし、帰ったときは“着いたよ”ってこれからは不安にさせないように連絡するね。だから、安心してくれたら嬉しいな。
相手の不安にも寄り添いながら、「連絡するよ」とフォローすることで、安心感につながります。
実際に位置情報を共有している【カップルの声】
大学生カップル(遠距離歴:1年半)

「私たちは大学2年生のときに付き合い始め、彼が実家に戻ることになったので遠距離恋愛が始まりました。最初は頻繁に連絡を取り合っていたんですが、だんだんとお互いの生活リズムが合わなくなってきて、彼が何をしているのか気になることが増えてきたんです。そんなときに、友達に勧められて位置情報共有アプリを入れることにしました。
最初は安心感があって良かったんですが、だんだんと彼がどこにいるかが気になりすぎてしまって、頻繁にアプリを確認するようになってしまったんです。彼も私が干渉しすぎることを感じてしまい、逆に距離を感じるようになりました。
結果として、私たちは位置情報の共有がかえってプレッシャーになり、今ではそのアプリを使わなくなりました。やっぱり、何でもお互いの信頼が大事だと実感しました。
社会人カップル(遠距離歴:2年)

私たちは社会人になってから付き合い始めましたが、私が転勤になってから遠距離恋愛が始まりました。もともと彼とは連絡が頻繁に取れていたので安心していたんですが、仕事が忙しくなるとどうしてもすれ違いが増えてしまって。彼も同じように感じていたみたいで、自然と位置情報共有アプリを使い始めることになりました。
今では、彼の仕事が終わるタイミングを見計らって電話したり、逆に私が忙しい時は無理に連絡しないようにしたりと、コミュニケーションがとてもスムーズになりました。お互いのプライバシーを尊重しつつ、適切なタイミングで連絡を取れるようになったので、共有して良かったと思っています。
最初はちょっと抵抗があったけど、今では無くてはならないツールになっていますね。
社会人カップル(遠距離歴:3年)

私たちはもう3年間遠距離恋愛を続けています。最初は位置情報なんて必要ないと思っていたんですが、私が忙しい時期が続いて彼のことを気にかけられなくなってしまったんです。連絡が少なくなるたびに、彼が心配してしまってケンカになることも増えました。そこで、彼から提案されて位置情報共有アプリを入れることにしました。
最初は少し安心感があったものの、私たちの場合は逆にお互いを監視しているような感覚が強くなってしまい、余計にストレスを感じるようになってしまいました。結局、位置情報共有はやめることにしました。
今では、定期的にお互いの予定を確認して、連絡が取れない時間帯を事前に伝えるようにしています。結局、何でもお互いに合った方法が一番だと感じました。
まとめ
カップルの位置情報共有は、便利な一方で「本当に必要なのかな?」と悩んでしまいますよね。
不安だからこそ共有したくなる気持ちもあれば、「距離感が壊れそうで怖い」と感じる人もいるはずです。
でも大切なのは、お互いが安心して続けられる方法を見つけること。
無理に共有してもどちらかが苦しくなってしまったら意味がありません。
実際に、位置情報共有で安心感が生まれたカップルもいれば逆に距離ができてしまった人も…。
「見えるからこそ信頼できる」人もいれば「見えることで不安が募る」人もいるのでどちらか一方の意見だけで決めるのではなく、ふたりでしっかり話し合うことが大切です。
お互いを思いやる気持ちを忘れずにふたりにとっていい距離感を見つけてくださいね。
